あなたがもし英語が得意としているのなら、英語と組み合わせて使える資格を探してみるといいかもしれません。
今更説明する必要もありませんが英語はグローバル社会でコミュニケーションを取るツールとして汎用性があります。つまり英語力を活かせるとそれだけあなたの活躍の場が広がるといってもよいでしょう。
では英語を活かして専門的な働き方で活躍したいときには、どのような資格を取ったら良いのでしょうか。この記事では英語との相性が良い5つの資格を紹介します。
行政書士
行政書士は法的書類の作成や申請、許認可の取得などの手続きを代理としておこなったり、権利や義務、事実証明などに関して相談を受けて対応したりする職種です。
一生使える資格として行政書士は人気が高く、キャリアアップとしても独立開業のための資格としても注目されています。
行政書士を英語と組み合わせる魅力
行政書士を英語のスキルと組み合わせる魅力は、なんといっても外国人からの依頼を受けられるかということです。日本に在住している外国人は大勢います。
行政手続きをしたり、在留資格の申請をしたりするときには専門家の行政書士に代理を依頼して正しくおこなえるようにするのが一般的です。英語を使えると多くの外国人から頼られるので大きなアドバンテージになります。
行政書士がおすすめの人
行政書士は在日外国人のサポートをしたい人におすすめです。書類作成や申請手続き、アドバイスなどの正しさが重要になるため、責任感の強い人にも向いています。
また、受験資格がなく年齢や学歴、国籍を問わずだれでも受験できるのですぐにでも新しいことに挑戦したい人におすすめです。
公認会計士
公認会計士は財務の監査や会計、税務についてのプロとして働く職種です。公認会計士の中心になる専門業務は監査で、企業の財務諸表の適正さを第三者の立場から確認をしています。
監査を通して企業経営のコンサルティングをおこない、経済活動を支えているのが公認会計士です。
公認会計士を英語と組み合わせる魅力
公認会計士の資格を取って英語と組み合わせると、公認会計士として働ける幅が広がります。
グローバル企業では日常のコミュニケーションが英語のということも増えてきました。業務上も英語によるレポートを受けることも多く、日英に両方対応して監査することが必要です。英語ができれば海外の会社で働けるチャンスも切り開ける可能性があります。
公認会計士がおすすめの人
公認会計士はグローバルな舞台で経済を裏から支えたいという思いがある人に向いています。
また将来的に経営に興味がある人は公認会計士で必要となる知識がそのまま活かせます。正しい監査の実施は健全な企業経営に欠かせないので、正義感がある人にもおすすめです。
通関士
通関士は企業が輸出入をするときに税関の審査をしたり、企業からの依頼を受けて通関書類の作成や申請を代理でおこなったりする職種です。
輸出入をする企業にとって欠かせない存在なので通関士は一般企業でも働けますが、通関会社や税理士事務所などでも重宝されています。
通関士を英語と組み合わせる魅力
通関士は輸出入に伴う通関の手続きの審査及び代理の専門家です。
貿易では世界共通語の英語で書類を作成したり、英語の書類を確認したりすることが求められます。他国の規制や締結している協定なども確認する必要があるため、英語が業務には欠かせません。
英語が得意ならこれを強みにして通関士として活躍できます。
通関士がおすすめの人
通関士はコミュニケーション力があって知識欲がある人に適しています。輸出元や輸入元と連絡を密にとり、内容を正確に理解して正しい書類を作成するのが重要だからです。また書類などに不備があればそれが大きな問題に発展するリスクもあることため、細かな作業を素早く正確にこなすことに達成感を感じられる人がおすすめです。
通訳案内士
通訳案内士は訪日外国人に通訳をしながらガイドをするための資格です。
観光地の案内や旅程の策定、宿泊先の手配などの旅行に随行してサポートする総合スタッフとしての役割を果たします。
外国人旅行客からの依頼を受けて全国各地を旅することができるので人気があります。
通訳案内士を英語と組み合わせる魅力
通訳案内士として英語で通訳と旅行ガイドができる人はニーズが高いので、多数の仕事を担当できるチャンスがあるのが魅力です。旅行代理店やツアー会社で重宝されていて、派遣社員でスポット的に働くこともできます。
通訳案内士になるには国家試験に合格しなければなりませんが、実用英語技能検定1級またはTOEICでListening & Reading Testが900点以上、Speaking Testが160点以上、Writing Testが170点以上なら英語試験が免除されます。これらの英語の試験を受けて好成績を持っている人には有利です。
通訳案内士がおすすめの人
通訳案内士は旅行や日本文化に興味がある人にとって活躍できる職種です。英語でいろいろな人とコミュニケーションをしたい人にもおすすめできます。
また、旅行というものはちょっとしたトラブルがつきものなので、そういった時に求められる対応能力に自信がある方におすすめです。
ITパスポート試験
ITパスポート試験はITについての広い知識を持っていることを証明するのに有効な試験です。
ネットワーク、データベース、セキュリティなどの基礎から、経営にかかわるITの応用性について理解している人材として重宝されます。
未経験の人がエンジニアを目指すときに選ばれている資格の代表格です。
ITパスポート試験を英語と組み合わせる魅力
ITパスポート試験は英語力がある人にとって合格を目指しやすく、資格の取得後に活躍できるチャンスが広がるのが魅力です。
IT用語やプログラミング用語は英語ベースのことが多いので、専門用語の理解をしやすいでしょう。
また、IT業界では外国人が活躍しているため、英語が円滑なコミュニケーションを取れる人材として期待されます。グローバルプロジェクトのメンバーに抜擢されるチャンスもあるので、英語を活かしながら専門的な働き方ができます。
ITパスポート試験がおすすめの人
ITパスポート試験は今後のITに着目してグローバルに仕事をしていきたい人に広くおすすめできます。エンジニアにこだわらずとも、経営やマーケティングなどにも応用できるスキルが身につくからです。
またITパスポートを取得しているとITの基礎的な知識を保持していることを証明でき、あらゆる就職活動に役立つのでそういった意味でもほとんどの人におすすめできる資格と言えるでしょう。
まとめ
英語をさまざまな資格と組み合わせることで、活躍の道を切り開くことができます。
ここでは代表的な5つの国家資格を紹介しました。どれも高度な資格なのでそれだけでも高い価値がありますが、英語を組み合わせることで他の人にはできない役割を果たせるようになります。
組み合わせというものは非常に強い差別化のポイントともなりますので、英語×資格という強みを活かし自分にしかできない仕事を目指してみてください。
ここで紹介している資格以外にも英語と相性の良い資格はありますので、自分の英語力と仕事に対する興味を総合的に考えて、魅力的な資格を取得していきましょう。
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