留学なしでも英語は話せる!

このジェスチャーはNG!海外で誤解されないための知識を付けよう!

日本では当たり前のようにやっているジェスチャーも海外ではNGのことがあると知っていましたか?

日本人が何気なくしたジェスチャーが相手の気分を害してしまったり、誤解を生んでしまったりするケースは決して少なくありません。またそれが元で事件やトラブルに巻き込まれてしまえば大変ですよね。

海外で誤解されないためにNGジェスチャーについて知っておきましょう。

日本と海外ではジェスチャーの文化が違う

ジェスチャーは動作や仕草によって自分の気持ちを伝えるのに効果的です。

ただ、ジェスチャーは日本と海外では解釈に違いがあるので気を付けましょう。好意を示すつもりでやったジェスチャーで、相手が嫌悪感を抱くこともあります。

日本ではOKなジェスチャーも海外ではNGな場合がある点は、海外の人とコミュニケーションを取る上で誤解を生まないためにも知っておいた方がよいでしょう。

また、海外でも国によってジェスチャーの意味が違うため、ある国ではOKだけれど、別の国ではNGという場合もあります。ジェスチャーの伝える印象は人間関係に大きな影響があるので、正しい知識を付けるのが大切です。

 

海外でNGリスクがある12個のジェスチャー

普段からやっているジェスチャーをすべての国でどのように解釈されるかを全部理解するのは簡単ではありません。多少のニュアンスの違いなら許容されることは多いので、明らかに違っていてNGになるリスクが高いジェスチャーについてまず知っておいた方が良いでしょう。ここでは海外でNGリスクがあるジェスチャーを12個紹介します。

親指を上げるグッドサイン

親指を上げるグッドサインはサムズアップとも呼ばれ「いいね」という気持ちを伝えるジェスチャーとして日本でもよく使っている人も多いでしょう。アメリカやヨーロッパでは日本と同様にポジティブな意味で使われています。しかし、中東や東南アジア、ヨーロッパの一部などではグッドサインは否定的な意味を持つジェスチャーです。相手をさげすむ表現になるのでNGです。

二本指を立てるピースサイン

ピースサインは日本では写真を撮るときによくやるジェスチャーです。人差し指と中指を立てるのは勝利や平和を意味するので英語圏ではポジティブに捉えられます。しかし、ギリシャでは相手を侮辱するジェスチャーとなるので注意が必要です。

裏ピースサイン

ピースサインの向きが自分側になると解釈が変わる国が多数あります。イギリスやオーストラリアなどでは自分向きのピースサインは相手を侮辱するジェスチャーなのでNGです。

開いた手を前に出すストップサイン

ストップサインとして開いた手を前に出すのはアメリカや西欧諸国では日本と同じ意味のジェスチャーになります。

しかし、ギリシャやアフリカなどでは相手を侮辱するジェスチャーになるのでNGです。中東地域で相手を蔑むサインになる場合があるので注意が必要です。

手のひらを相手に向けて振る

ストップサインをひらひらと振ると、「もういいあっちいけ」のような意味合いとなる国もあります。また韓国では人ではなく犬に対してのジェスチャーとなりNGとなります。

日本ではバイバイと普通にするジェスチャーなので特に注意したいですね。

人差し指と親指で円を作るOKサイン

日本ではOKと伝えるときに人差し指と親指で円を作りますが、OKサインは国によってかなり解釈が違うのであまり使わない方が良いでしょう。

アメリカやイギリスではOKを意味しますが、フランスやオーストラリアではゼロや無能の意味になります。イタリアやトルコ、ブラジルやロシアなどでは性的な意味合いを持っているため人前でやってはならないNGジェスチャーです。

小指を立てる恋人を示すサイン

小指を立てるのは日本では恋人を意味します。欧米諸国では誤解されることはありませんが、アジアではNGジェスチャーです。

中国やインドネシアなどでは最も小さい、役立たずという意味を持つジェスチャーだからです。インドでは怒りを意味するので、やはり普段は使用しないのが無難です。

人差し指と小指を立てるコルナサイン

コルナサインと呼ばれる人差し指と小指を立てるジェスチャーは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、うっかりやってしまうとNGです。コルナサインは仏教ではポジティブな意味を持ちます。

しかし、ヨーロッパでは悪魔を意味するジェスチャー、地中海の一部の国、イタリアなどでは不貞や背信を表す意味になるので、決して人前でやってはならないと覚えておきましょう。

手のひらを上にして手招きをするジェスチャー

手のひらを上にして指を曲げながらこちらに来るように促すジェスチャーは、相手を蔑む意味を持つことがあります。

フィリピンではドッグコール、つまり犬を呼ぶときに使うジェスチャーと解釈されています。シンガポールでは死を意味するジェスチャーなので厳禁です。

手のひらを下にして手招きをするジェスチャー

日本では手のひらを下にして手招きをする場合もあります。アメリカやイギリスでは手のひらを上にするとこちらに来るように促すジェスチャーですが、手のひらを下にすると意味が逆転するので注意が必要です。

こっちに来るな、あっちへ行けという意味になるため、相手に悪印象を与えたり、誤解されたりする原因になります。

横断歩道を渡るときの挙手のジェスチャー

横断歩道を渡るときには手を挙げて運転手に知らせるのが日本の交通マナーです。バーでウェイターを呼ぶときにも挙手をする人が多いでしょう。

しかし、手のひらを開いた状態で手をまっすぐに伸ばすのはドイツではNGです。ナチスの敬礼を思い起こさせるからです。

口に手を当てるジェスチャー

笑うときに口に手を当てるジェスチャーを日常的にする人もいるでしょう。

日本では口元を隠して上品さを示しますが、海外では相手を侮辱する意味を持つ場合があります。隠し事をしているという印象も持たれることがあるので、口に手を当てるのはNGです。

顔の前で手を横に振るジェスチャー

日本では「違う」という意味で顔の前に手をかざして横に振るジェスチャーをします。

このジェスチャーは臭いと解釈されてしまいがちです。相手の目の前で自分の手を顔の前で横に振ったら、相手が臭いという意味だと誤解されるリスクがあります。

ガッツポーズ

日本人特有のジェスチャーとしてガッツポーズがあります。拳をグーにして上に突き出し喜びを表すガッツポーズですが、中東の一部の国やフランスでは相手を侮辱する意味になります。

日本ではポジティブに捉えられるジェスチャーで嬉しいことがあった時に自然に出てしまう人もたくさんいると思いますが、海外ではこのガッツポーズをするのは注意する必要があります。

 

まとめ

日本では当たり前のように使っているジェスチャーでも、海外とは文化が違うのでNGになることがあるので気を付けましょう。

日本は中国などのアジア諸国や欧米の文化も取り入れながら文化を作り上げてきた歴史があり、さまざまな国のジェスチャーが入り混じっています。

誤解を生まないように、少なくともNGジェスチャーを覚えて使わないように心がけましょう。