留学なしでも英語は話せる!

留学経験なしでも通訳になれる?

英語が好きでずっと勉強されてきた方の中には、「せっかくだから英語を使った仕事の最高峰である通訳を目指したい」と考えているかたもいるのではないでしょうか。
かくいう私も、そのうちの一人です。
ですが、つい最近まで私は「通訳なんてなれっこない」と思っていました。なぜなら
「通訳になるには、帰国子女並みの英語力が必要、最低でも留学経験は必要」だと考えていたからです。
そのどちらにも当てはまらない私が、同じステージに立つのは無理だ、と考えていました。
ですがふと興味を持って調べてみたところ、留学経験が無く現役通訳として活躍している人が多くいることがわかりました。
少なくとも1年以上の海外在住経験がなければ通訳を目指すこともできないと考えていましたが、実際のところ海外経験が0であっても通訳を目指すことは十分可能のようなのです。
そこで今回は、留学経験がなくても通訳になることは可能なのか、そのためにはどういった資質・勉強方法が必要なのかについて私なりに調べた結果を紹介したいとおもいます。

海外経験は関係なし!通訳になるのに必要な条件とは

①日本語力

通訳になるためには、とにかく英語さえ流暢になればいいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。もちろん英語力が高くなければ通訳はできっこありません。ですが通訳というのは、ある言語をもう一つの言語に転換する作業であり、一つの言語だけに優れていても、それはまったく意味がないのです。
日本語が母語である通訳者であれば、なによりもまず、高い日本語能力が必要となります。そして、帰国子女ではない日本生まれ日本育ちの人間だからこそ、ここでその強みを活かすことができます。
帰国子女の方は確かに一見、英語と日本語同じように話せているように見えます。ただ、帰国子女のバイリンガルレベルというのは本当に様々で、両方の言語を完璧に同じレベルで使いこなすのは非常にレアなことのようです。なので、日常会話は両言語で問題なくできているように見えても、深い内容になるとどちらの言語でも上手く話せない、と苦労している人もいるようです。
海外留学経験や滞在経験がないと、帰国子女や留学経験者に比べて通訳を目指すスタート地点がかなり遅れているように感じられるかもしれませんが、もしかすると日本語力という点では、そういった人たちの何歩も先を行っている可能性があります。そう考えると、決して私たちが引け目を感じる必要はないのです。

②英語力

これは、日本産まれ日本育ち、かつ留学経験なしだと一番努力が必要な部分だと思います。
言語、特にスピーキング・リスニング力を鍛えるためには、実際にその言語でコミュニケーションを取ることが一番ですが、日本で英語で聞いたり話したりする機会を得るのは、なかなか難しいです。
また、留学の学習効果は、国内で学習するのに比べて約5倍にもなるという話も聞いたことがあります。
ただ、今は昔に比べてオンラインの英語教材がかなり発達しているので、日本にいながらネイティブの人と話したり、現地のニュース・テレビ番組を聞くことも簡単にできるようになっています。やり方によっては、日本にいながら自分の生活を英語漬けにすることも可能なのです。
また、たとえ留学をしたとしても、ある程度高いレベルの英語力を身に付けるためには、机に向かって必死で勉強することも必ず必要になります。留学に行っても思ったように英語が上達しない人がいるのはその部分を怠ってしまうからです。つまり国内にいても、一生懸命勉強すれば英語力の向上に不可欠な部分は身に付けることができると言えます。

③知的好奇心

様々な通訳者の方が、通訳に必要不可欠な資質に「知的好奇心があること」を挙げています。

通訳者は様々な分野の通訳を行うことが多く、準備の段階で様々な知識を習得することが求められます。まったく知らない分野の仕事を担当する場合は、事前に関連書籍などを何冊も読みこみ、ある程度の基礎知識を身に付けた状態で臨みます。
そのため、未知の分野であってもある程度興味を持って調べたりすることができなければ、通訳の仕事は準備の段階で非常に辛いものになってしまいます。
また、その日のトピックと全く関係ないような雑談を通訳しなければいけないときに、話し手とある程度同等の知識や教養がなければ、何を言っているのかわからず、通訳ができない、といったことも起こってしまいます。
よっぽど専門的な内容でなければ、話し手がどんな話をしてもある程度理解できるよう、日ごろから様々なニュースや分野にアンテナを張っておくことが必要になります。
以上が通訳に最低限必要な資質になります。では、実際にそれらの能力を伸ばすにはどうすればよいのでしょうか。

通訳に必要な能力を伸ばすには

①日本語力を伸ばすには

本を読む

ありきたりですが、本を読むことで語彙と知識、両方を増やすことができます。
美しい文章を読めば、綺麗な日本語のリズムを学べますし、論文形式の文章を読めば、論理的な話の組み立て方を学べます。
最初は自分の興味がある本を読むのがいいと思うのですが、幅広い知識を学ぶという点では、色々な分野の書籍を読んでみることも必要だと思います。

ブログなどでアウトプット力を鍛える

インプットはもちろん重要ですが、通訳というのはアウトプットが絶対的に必要なので、自分で文章を作り、アウトプットする練習も効果的です。
Twitterやブログでも、文章が上手だな~という人が沢山いますよね。ですが、わかりやすい・簡潔な文章を書くのは実際やってみると結構難しかったりします。
読みやすい文章を書く訓練をすることで、わかりやすい話し方の習得にも役立ちます。もし抵抗がなければ、Youtubeなど音声を使った配信を行うことで話し方の練習をしてみるのもいいかもしれません。

②英語力を伸ばすには

英検1級を目標に勉強する

通訳の訓練をはじめる最低限のレベルとして、英検1級が目安とされています。英検1級は二次試験で少し高度な内容のスピーチを行う必要があるので、英検1級取得を目指す過程で、ある程度高いレベルのスピーキング力をつけることができます。

ひとりごと英会話

これは、純ジャパで通訳になった人がよくおススメしている勉強法です。
教材も、会話の相手も必要ありません。ただひたすら、自分が考えていることを英語で話してみるだけです。
今日あったことをつぶやいてもいいですし、テーマを決めて話してみるのもいいかもしれません。
ある通訳者の方は、とにかく目に入ったものを片っ端から英語で何というか考えている、と言っていました。
時間もお金もかからず、一番効果的な方法かもしれませんね。

英字新聞を読む

英語力を鍛えるといっても、日常会話ばかり練習していたのでは、フォーマルな表現や時事表現が身に付きません。
そこでおすすめなのが、英字新聞を毎日読むことです。ですが、いきなり本気の英字新聞を読むのはハードルが高いと感じるかもしれません。
そんな人には「Japan Times Alpha」がおすすめです。難しい単語には日本語訳があらかじめついていますし、一つ一つの記事の長さがちょうどよく、毎日読んでも負担にならないようになっています。
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オンライン英会話

日本国内にいると、どうしてもアウトプットの機会が少なくなってしまいます。そんな私たちの強い味方がオンライン英会話です。
もし、留学なみに英語漬けになりたいのであれば、「ネイティブキャンプ」がおすすめです。基本的に回数無制限なので、使い方によっては、留学生並み、もしくはそれ以上に英語漬けの環境を作ることも可能です。

海外経験がなくても通訳になれる!

いかがだったでしょうか?英語は好きで勉強しているけれど、海外経験がないから通訳になんてなれない、と思っていませんか?
実際は国内にいても通訳に必要な能力を身に付けることは十分可能なのです。
もし「通訳をめざしたい」という気持ちが少しでもあるのであれば、海外経験が無いことを引け目に感じることなく、ぜひ挑戦してみてください。
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