留学なしでも英語は話せる!

展示会の英語スタッフってどんな仕事?英語レベルはどのくらい必要?実体験を紹介します

様々な企業が集まって商品を紹介する展示会ですが、最近は海外からのお客様が本当に多くなっています。

企業にとっても、セールスの一大チャンスの場ですが、どんなに良い商品があっても英語で商品の紹介や商談ができないと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

そこで、最近では展示会で「英語スタッフ」という職種の需要が高まっています。

海外から来られたお客様が展示会を見て回る際の受付や、場合によっては各ブースで簡単な通訳をしたりすることもあります。

今回は、私が先日開催された展示会に実際に英語スタッフとして参加したときの体験談を紹介したいと思います。

展示会英語スタッフってどんな仕事内容なの?

簡単に言うと、展示会会場で海外からのお客様の受付対応、簡単な案内、各ブースの会社の方とのコミュニケーションのサポートです。

私が今回参加した展示会では、コロナ禍で来日ができない海外在住のお客様のために、タブレットを利用してテレビ電話をつなぎ、事前に商談を予約してあるブースに案内するという内容でした。

具体的な仕事内容は以下のような感じです。

 

①予約した時間になったら、ZOOMやSkypeなどで相手とつながる。

②今日の予約内容や商談時間などの簡単な確認を行い、各会社のブースに行って、先方の担当者と引き合わせる。

(商談は、商談通訳の専門の方が担当します。)

③商談後、次のブースへ行く。

④すべてのアポが終了して時間が余った場合は、行きたいブースなどをヒアリングして案内する。場合によっては商品の紹介などを通訳する。

 

当日までは、自分の英語力を心配していたのですが、実際やってみると①の仕事が意外と大変でした。。

というのも客先はフィリピンやインドなどのアジア圏の人が多く、国民性もあるのか時間になっても現れない人が多く、電話をかけても出てもらえない・ドタキャンなどが結構な件数ありました。

Zoomの使い方をわかっていない人もちらほらおり、電話越しに説明しなければいけないこともありました。

 

なんとか繋がることができたお客様は、早速各ブースに連れていきます。

そのブースで商談を行うのですが、各ブースには商談専門の通訳の方がおり、重要な話は担当者間で通訳を通して行われます。

その間自分は基本的に待っているだけなのですが、間近で実際の通訳の方の仕事を見ることができ、とても良い勉強になりました。

 

中には商談が早く終わってしまって時間が余る人もいたので、その時は他に見たいブースが無いか聞いて、興味のありそうな所に案内します。

ここはかなりランダムな動きになるので、どこに行くか、誰と話すかは全くわかりません。

いった先で、英語が話せる人がいればタブレットを渡して色々商品説明などをしてもらいますが、英語を話せる人が全くいない場合は間に入って通訳する必要があります。

私も何回か間に入って通訳したのですが、その業界の専門用語などを完全に理解していないため、スマホで急いで調べて答える場面が何度かありました。

 

展示会英語スタッフは英語力がどのくらい必要?

当日、70名ほどのスタッフが集まっていましたが、英語力は結構バラバラだったように感じました。

実際に社内通訳として活動されている人もいれば、通訳学校で勉強している人、大学生も結構な人数いました。

TOEICなどの点数よりも、スピーキングがある程度できる人、コミュニケーション能力がある程度ある人であれば大丈夫だと思います。

「どんな商品が見たいですか?」

「じゃあ次のブースに行きますね。」

などの会話がスムーズにできれば問題無いと思います。

ただ、事前にその展示会の業界についての下調べは簡単にしておいた方がいいかな、と思います。

私は、事前に展示会のHPの英語版で出展している企業や商品のハイライトを簡単に調べて、使いそうな英単語を覚えておくようにしました。

 

展示会英語スタッフの仕事の探し方

私は今回の仕事はIndeedで見つけました。

展示会などのイベントに英語スタッフや商談通訳を派遣している人材会社との面接を経て、無事採用になりました。

面接では英語で自己紹介をする必要があり、そこで英語力が十分かどうかを見られます。

私が登録した会社は定期的に色々な展示会にスタッフを派遣しているので、次回も同じような案件があれば紹介していただけそうな雰囲気でした。

他にも学会などに英語スタッフとして参加する案件などもあるようで、一度登録すれば色々な仕事の幅が広がりそうだなと感じました。

 

展示会英語スタッフは、英語を使って仕事をしたいと考えている人におすすめ

英語を使って仕事がしたいけど、自分の英語力が十分なのか不安、

実際やってみて出来なかったらどうしよう・・・と不安に感じる人も多いと思います。

そんな人に、展示会英語スタッフの仕事はおすすめです。

期間も2~3日と限られているため、自分の英語力がどの程度使えるものなのか試してみるのにぴったりの機会だと思います。

また参加してみると、実際の通訳の方の仕事を間近で見られたり、同じように英語を使って働きたいと考えている人たちとも出会えるので、人脈や視野もぐっと広がります。

展示会英語スタッフの求人を見て気になっている人は、ぜひ一度応募してみることをおすすめします!

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