海外駐在、と聞くと英語を使って現地でバリバリ働くイメージがありますよね。
だいたい海外に少なくとも2年ほどは滞在して働くので、帰ってくる頃には自然と英語がペラペラになっているのでは・・・と夢見る方もいるかもしれません。
ですが、実際のところはどうなのでしょうか?海外駐在によって、英語力はどの程度伸びるのでしょうか?
今回は香港に駐在経験のある私の夫に実体験を聞いてみました。
駐在前の英語力は?
駐在前の英語力は、TOEIC750ぐらいでした。
学習歴は国内での自学自習のみで、留学経験などはありません。
英会話力については、コミュニケーションはなんとか取れるけれど、頭の中でいちいち文法や単語を引っ張り出してきて話している自覚があり、かなりたどたどしい話し方だったと思います。
仕事で使えるレベルではなく、海外からの電話をたまに受けたときは、かなり緊張して、上手く話せないことが多くありました。
オンライン英会話で勉強したりしていましたが、自分の英語が海外で仕事をする上で通用するか、まったく自信がなかったです。
駐在中は、どのくらいの頻度で英語を使うの?
ほぼ毎日業務で使用します。
メールは7割が英語でのやり取り、そのほか現地スタッフとのコミュニケーションや仕事の指示も英語がメインになります。
その他現地社員とのミーティングや、取引先との会議も英語で行われます。
1日の業務のうち、約半分を英語を使って行っている印象です。
駐在中は、勉強していた?
語学学校などには、通っていません。ただ、普段の業務だけでは英語力の伸びに限界を感じたので、自分で参考書などを使って勉強していました。
ちなみに私が愛用していたのはDuo.3.0という単語帳です。
現地の語学学校は費用が高かったので、日本のオンライン英会話を受講していました。
駐在1年後の英語力は?
英語力は伸びたと思います。英語を話すことに慣れ、英語のコミュニケーションに対して抵抗がなくなりました。
ただ、自分が想像していたよりは英語力は上達していないなという感想です。
海外に行けば、それだけでペラペラになると思っていましたがそんなことはありませんでした。
確かに仕事で毎日英語を使いますが、使う内容は限られているため、なかなか語彙や表現力を伸ばすことは難しいと感じました。
やはり、業務以外の時間も毎日自分で勉強することが重要だと思います。
まとめ
駐在して海外に数年滞在すれば、英語がペラペラになる印象でしたが、実際はなかなか難しいようです。
駐在することで、英語を話す度胸ができるし、話すのにも慣れるとのことですが、本当の上達を実感するためには、環境に甘えず、自分自身で勉強していくことが必要なようですね。