留学なしでも英語は話せる!

香港で英語はどのくらい通じるのか|現地在住経験者が教えます

  • 2024年3月19日
  • 2024年3月19日
  • 英語
  • 0件

香港に旅行を考えている方の中には、「香港って英語が通じるのかな?」と不安な方もいると思います。

香港は1997年までイギリス領でしたが、その後は中国へ返還されました。

元イギリスだったと聞くと英語が通じそうなイメージですが、中国へ返還されてずいぶん時間が経っているので、
実際はどの程度通じるか想像しにくいですよね。

今回は、香港に在住経験のある筆者が、実際どのくらい英語が通じるのか紹介したいと思います。

そもそも香港の公用語ってなに?

香港の公用語は、広東語と英語です。

広東語は、中国語の方言の一つで、香港やマカオ、広東省周辺で話されています。

中国語の方言といっても、その音はまったく北京語などとは異なり、北京や上海など別の地域から来た中国人は広東語が理解できないほどに違う言語です。

香港ではこの広東語がメインで使用されており、人々は日常的に広東語を使って会話しています

また、英語も香港の公用語です。国際都市の香港では、ビジネスの場面などでよく使われており、学校でも英語が第二外国語として小学校から教えられます。
インターナショナルスクールに子どもを通わせる親御さんも多く、中心部を歩いていると、よく英語で友達と会話するティーンをよく見かけます。

また、町の標識や看板、掲示板の文書なども広東語と英語で併記されていることが多く、外国人住民や旅行客が現地の言葉がわからず困る、ということは少ない印象です。

香港で英語は通じるのか?

旅行で行くような場所(ホテル、観光地、レストラン)は基本的にどこでも通じる、と思ってもらっていいと思います。

一番通じやすいのは、香港島の中心部(中環、湾仔、コーズウェイベイなど)です。この地域は観光客も多く、在住の外国人(特に西洋人)も多いため、お店やレストランの人はみんな英語を話すことに慣れています。

どこへ行っても、言葉が通じず困ることはないと思います。

九龍半島側は、通じやすさはエリアによりますが、チムチャーツイなどの中心地、その他いわゆる観光地と呼ばれるところや、有名なレストランでは、最低限の英語はどこでも通じる印象です。

ただ、ほとんど観光客が訪れないエリアは、通じるかは人によってまちまちな印象です。レストランでも、店員に英語で話しかけたら通じず、英語が話せる人を呼んできてくれた、といった経験が数回ありました。

ただ、どこにでも誰かは英語が話せる人がいる、という印象です。

また香港は、お手伝いさんを雇う文化があり、多くの外国人(主にフィリピン人、インドネシア人)が働いています。

特にフィリピンの方は英語しか話さないため、彼女たちが日常的に買い物をするローカルの市場や日用品店でも、買い物のための最低限の英語は通じることが多いです。

でもタクシーは通じない可能性がある

だいたいどこでも通じると言いましたが、一つだけ要注意なのがタクシーです。
場所の名前ぐらいなら通じると思うのですが、ちょっと細かい話になると運転手に英語では通じない可能性があります。

もし、わかりにくい場所などに行きたい場合などは、紙に場所の名前や住所を書いて渡すのが安心だと思います。

香港人の英語ってどのくらい上手なの?

私の印象として、香港人の英語は思っていたより上手ではないです。

英語の環境は圧倒的に日本より多いと思いますが、だからといってネイティブのように話せるかというと、まったくそんなことはないです。

また、アクセントも独特で、ときどき聞き返さなければいけないこともあります。

ですが、みなさん英語を話すことに慣れているので、シンプルな単語と構文でわかりやすい英語を話す、という印象です。

日本だと、「英語話せますか?」といちいち聞かないといけない雰囲気がありますが、香港では最初から英語で話しかけても全然大丈夫です。ほとんどの人が自然に英語に切り替えて話してくれます。

また、香港人の特に裕福な人たちは海外出身だったり、英語圏で教育を受けていたりする方が多いので、ものすごく流暢に英語を話す人も多くいます。

ビジネス街や、中心地のレストランやカフェに入ると、香港人同士がペラペラの英語で会話しているのをよく見かけます。

まとめ

香港でどのくらい英語が通じるか、について現地在住の経験から紹介してきました。

結論としては、大体通じるし、困ることはない。でもタクシーだけ要注意。

中国の他の地域がほとんど英語が通じないことを考えると、さすが香港は元イギリス領&国際都市だなと改めて実感します。

言葉の壁は心配せず、思いっきり香港旅行をエンジョイしてください。