英会話をしていて、中々上達しないと感じていませんか?
それはもしかすると、英語のアクティブ語彙が不足しているせいかもしれません。
アクティブ語彙とは、読んだり聞いたりして理解できるだけではなく、実際に会話の中で声に出して使うことができる語彙のことをいいます。
これらが不足していると、言いたいことがいえない、会話の内容が幼稚になってしまうなど、英会話の上達を妨げる原因になります。
そこでこの記事では、あなたの英会話力をワンランクアップさせるためのアクティブ語彙の増やし方について紹介していきたいと思います。一緒に英語のスキルを磨きましょう!
アクティブ語彙とはなにか
まず、アクティブ語彙とは何なのでしょうか?
アクティブ語彙とは単純に英単語やフレーズを理解できるだけでなく、実際に日常会話などで使える語彙のことを指します。
その反対に、理解はできるけど会話の中で使えていない・使い方がわからない単語をパッシブ語彙と言います。
日本人の多くは、パッシブ語彙が豊富であり、英語の読解や聞き取りは比較的得意ですが、アクティブな表現力が不足していることが多いです。
そのため、TOEICや英検などでは高得点が取れるのに、英会話は初級・中級レベルにとどまってしまうパターンが多く起こります。
英会話の上達にかかせない「アクティブ語彙」を増やすためには、以下の点に注意しましょう。
バラエティ豊かな表現を使う
同じ意味でも、さまざまな表現方法や言い回しがあります。日常的な会話でも、バリエーションを持たせることで話し手としての表現力が広がります。
知っている単語を実際の会話で使ってみる
語彙を広げるためには、実際の会話の中で使ってみることが大切です。
今まで一番簡単な単語を使っていた表現を、意識して同義語の1レベル上の単語を使ってみるようにしましょう。
最初は中々難しく感じられるかもしれませんが、練習を重ねるうちに、自然に使えるようになっていきます。
リスニングとリピーティング
英語の音声を聞いて、それをリピートすることで、アクティブな語彙を身に付けることができます。音声教材や英語のポッドキャストを活用しましょう。
アクティブ語彙を増やすための勉強方法
さて、具体的にアクティブ語彙を増やすための勉強方法をご紹介します。以下のテクニックを試して、英会話のスキルを向上させましょう。
自分のよく使う語彙のクセを見つける
たとえば、「とても大きい」と言いたいときに、いつも”very big”と言っていませんか?
「とても大きい」にはその他に”huge”, “gigantic”, “enormous”など様々な表現があります。
英会話初・中級者はどうしても、簡単な単語の組み合わせで自分の言いたいことを済ませがちです。
自分の会話を録音するなどして振り返ってみて、簡単な単語ばかりで会話していないか確認してみましょう。
自分の会話を文字起こしして、「ここは”very big”と言っているけど、”enourmous”を使ったほうがいいかな」など添削してみるのもおすすめです。
まずは自分の語彙のクセ、傾向を把握して、意識して単語の使い方を変えていくようにしましょう。
ディクテーションをする
英語の音声を聞いて、それを正確に書き起こすディクテーションは、語彙のリスニング力とスペルを鍛える効果的な方法です。定期的にディクテーションを行い、新しい語彙を増やしていきましょう。
役立ちそうなフレーズをメモする
日常生活やビジネスシーンでよく使われるフレーズをメモしておくと便利です。自分の意見や感想を表現するためのフレーズや、会話の流れをスムーズにするための表現など、実際の会話に役立つフレーズを積極的に学んでおきましょう。
ロールプレイをする
友達や英会話の相手と一緒にロールプレイをすることで、実践的な表現力を鍛えることができます。
シチュエーションごとに役割を割り当てて会話を行い、自分の意見や感情を的確に伝える練習をしましょう。
ネイティブキャンプなどのオンライン英会話でを使うのも一つの手です。
あらかじめ「今日は”very big”じゃなくて”huge”を使ってみよう」と意識して、実際のレッスンの中で使うことで、確実にその単語を自分のものにすることができます。
さいごに
アクティブ語彙を増やすことは、英会話の上達に欠かせない要素です。
日常の生活で使える表現力を身に付けることで、より自信を持って英語を話すことができるようになります。
ぜひ、この記事で紹介した方法を取り入れて、自分の英語力を向上させてください。