CMや広告などを一切出していないため、知らない方も多いと思いますが
英語を本気で学ぶ人だけが通っている、自他供に認める「スパルタ英会話スクール」です。
公式ホームページは「カルト集団のサイトか?」と思うほど過激なデザインで一瞬ひるんで入学を迷うレベルですが、
英語を本気で勉強したい人に間違いなくおススメできる学校です。
今回は、NCCの授業内容と、どんなところが凄いのか、半年間通った感想をシェアしたいと思います。
NCC 基本情報
NCC綜合英語学院
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7丁目15-4 YS第一ビル内
<アクセス>
NCCの校舎は東京の新宿駅西口から10分ほどのところにあります。
校舎は少し年季の入ったビルの2階~4階のフロアになります。
(コロナ以前は受講生が非常に多く他にも校舎のビルがあったようですが、私が通っていたときは、上記のビルのみが教室になっているようでした。)
<授業スケジュール>
授業の回数ですが、基本的に固定された曜日に毎週通う必要があります。
授業のコースは
①週2×1年コース
②週2×半年コース
③週1× 1年コース
④週1×半年コース
の4つから選べます。
私は②の週2・半年コースに通っていました。
週2のコースでは、日本人の先生の理論クラスが1コマ・ネイティブの先生の実践クラスが1コマあります。
週1コースでは、ネイティブの先生のクラスがなく、日本人の先生のクラスのみが週1回となります。
NCCでは、ネイティブの先生のクラスよりも、日本人の先生の理論授業を重視しているため、
週1のコースは必然的に日本人先生のクラスを受けることになります。
授業の時間ですが、私は土曜日の13時半~と17時~のクラスに通っていました。
平日の昼夜、土曜日の昼夜のクラスがそれぞれあるので、授業時間はレベルにもよりますがフレキシブルに選べます。
授業料は、①が40万円、②③がそれぞれ約25万円、④が15万円です。
一見すると結構お高いのですが、その価値は十分にある授業内容だと思います。
さらに①のコースだと、出席率90%をキープすれば、コース終了後に職業訓練給付金として、受講料の20%がキャッシュバックされるので、
実質、半年分のコース料金に5万円ほどプラスするだけでもう半年受けられるのでかなりお得です。
授業の内容について
<クラス分けについて>
入学の申し込みをすると、まずクラス分けのためのレベルチェックが行われます。
内容は、筆記と、瞬間英作文です。
筆記は、選択問題などではなく、短い文を英訳する問題です。
瞬間英作文は、講師とマンツーマンで、講師が言った短い日本語を口頭で英訳します。
その回答は録音されており、それを講師の方たちが後でチェックをして
生徒さんの苦手な部分や弱点をしっかり分析した上でクラス分けが行われるとのことでした。
ちなみにNCCでは、生徒のレベルを21に分けています。
21が完全な初級レベルで、数字が下がっていくにつれ、レベルが上がっていきます。
NCCでは、半年通うと、このレベルが1上がるというのを学習の指標にしているようです。
なので、半年通った私はレベルが9から8に上がったということですね。
<授業の内容について>
日本人講師のクラス
日本人先生クラスの授業の進め方は、基本的に以下の通りです。(中級クラスの場合)
①宿題チェック
まず、一番はじめに15分~20分ほどかけて宿題のチェックを行います。
生徒が順番にあてられて、間髪入れずに覚えてきた英文なり単語なりを回答します。
ちょっとでもつまってしまうと、「はい、じゃあ次の人」と飛ばされてしまいます。
授業の中で一番緊張感がある時間だと思います。
②英作文の演習・解説
宿題チェックが終わると、専用の教材をつかって英作文の演習を行います。
まずは、何もみずに自力で課題の日本文を英訳してみて、
その後先生が解説して、よりよい英文の作り方を学びます。
1回の授業で5センテンスぐらいしか進まないのですが、
応用表現などや詳しい文法の説明など、1センテンスの解説がとても濃いため、これで2時間ぐらいかかります。
なんとなく英文を覚えて終わり、ではなく、その英文に使われている表現・文法を完全に理解してモノにすることが目標になっています。
③通訳トレーニング
通訳トレーニングは、日本語のショートストーリーを先生が読み上げ、
それをノートに取って英訳するという、簡単な通訳の練習をします。
かなり難易度が高く、いかに自分の知っている表現を使って
意味の通じる通訳をするか、という非常にやりがいのあるトレーニングで、私は個人的にこの時間が好きでした。
上の内容だけで、全て終わると3時間ほどになります。
内容がとても充実していて、緊張感もあるため、体感は3時間とは思えず、あっという間に終わってしまいます。
ネイティブ講師のクラス
ネイティブの先生のクラスは、少しカジュアルな雰囲気になりますが
スピーキングが主になるので、また違った緊張感があります。
私のクラスでは、事前に先生が宿題として短い英字新聞の記事と、それに対する質問が書かれたプリントをくれるので、それを次の授業までに読んで、質問に対する回答を口頭で答えられるように準備し、クラスで発表・ディベートするという内容でした。
自分より上手な人がペラペラ喋っていたりするので最初はかなりビビって、発言するのも緊張しますが、ほかの生徒さんや先生も一生懸命話を聞いてくれるので慣れると、とても楽しい時間でした。
ちなみにネイティブ先生のクラスでも、宿題をしてきてないと容赦なく怒られるので、サボり癖のある私にとっては、ある意味よいプレッシャーになって、宿題もサボらずこなすことができました。
NCCが他の英会話スクールと違うところ
とにかく厳しい!と言われるNCCのクラスですが実際どんなところが厳しいのかというと
①宿題が多い
とにかく宿題が多いです。授業の前日にちょっとやればいいか、
というのは通用しないレベルです。
クラスのレベルによって違うかもしれませんが、私のクラスの宿題は
・英文暗記(30センテンス~)
・単語暗記(15~20)
・口語表現暗記(5センテンス)
・ショートストーリー英訳&暗記
というボリューミーな内容でした。
また、宿題をやっておしまいではなく、すべて授業の最初にチェックが行われます。
生徒を順番に当てていき、ちょっとでも回答につまづくと、「はい、じゃあ次の人」という感じで容赦なく飛ばされます。
中級のクラスになると、みんなちゃんと覚えてきている人が大多数なので
できていないと悪目立ちしてしまうため、羞恥心が宿題をしっかりこなすモチベーションになります。
私は毎日、通勤の電車の中などで必死に暗記をしていました。
NCCは、自学自習なくして進歩は無い、というポリシーだったので、こうやって無理やりにでも毎日勉強する環境を作ってくれるのは、辛いですが、有難かったです。
②クラスの緊張感がすごい
英会話スクールって大体、リラックスした感じで、失敗してもいいから
みんなで楽しく話そう~♪ みたいなところが多いですよね。
でもNCCは、そんな甘い雰囲気はありません。
授業前も、みなさん宿題の最終チェックで緊張した空気が教室には漂っていました。
ですが、この緊張感のおかげで、よし!やるぞ!というモチベーションが保ち続けられたと思います。
また、自分よりレベルが高い人が周りにたくさんいるので、自分もああなりたい!と思って刺激になります。
本気で英語が上達したい人には本当におすすめ
趣味で英会話習いたいわ~みたいな人にはまったくおススメできませんが、
ほんとうに英語が上手くなりたい、独学で勉強してきたけど、頭打ち感がある・・・
そんな方には心からおススメできる英会話教室です。
本気で勉強すれば、その倍返しの情熱で教えてくれる英会話学校です。
気になる方はぜひ、一度説明会に足を運んでみてください!
前回の記事でNCC綜合英語学院の凄さについて紹介させてもらったのですが、 NCCのコロナ中の授業はどうなっているかという問い合わせがあったのでこの記事で紹介したいと思います。 結論から言うと、NCCはコロナ中でもがっつり対面授業[…]