留学なしでも英語は話せる!

コールセンターの英語対応ってどんな感じ?必要な英語力は?

英語を使って仕事をしたいと考えている人なら、コールセンターの英語対応の求人を見たことがある方が多いのではないでしょうか。

日本に滞在する外国人の方や訪日観光客の数はどんどん増えてきており、今はコロナで下火になっているというものの、今後もますます増加することが見込まれています。

そんな外国人の方の中には日本語がまったく話せない方も多く、そういった方たちが身の回りのことや観光について問い合わせをしたいときのために、コールセンターでも英語対応ができる人材が求められています

ただ、一口にコールセンターの英語対応、といってもどのような仕事内容なのか、どのくらいの英語レベルが求められるか気になりますよね。

もし、実際に仕事を始めて全然通用しなかったら・・・と不安になり、応募を躊躇されている方もいるかもしれません。

この記事では、実際にコールセンターの英語対応オペレーターとして働く私が、そういった疑問について実体験にもとづいて回答をしたいと思います。

コールセンターの英語対応ってどんな仕事内容?

コールセンターとひとくちで言っても、色々な内容があります。携帯電話会社、システム関連問い合わせ窓口、観光施設、など。

私が働いているのは、とある観光施設のコールセンターです。

お客様からの問い合わせの内容としては、チケットの購入方法やキャンセル依頼、近隣施設の案内、イベントスケジュールについてなどです。

コロナが一時的に収束しかけていた時期の求人だったため、元々は英語対応専任の予定でしたが、結局コロナは収まらず、今は日本語対応と英語対応どちらも行っています。

割合としては日本語:英語=9:1ぐらいです。おそらく外国人観光客が自由に入国できるようになれば、この割合はかなり変わってくるのだと思います。

他のコールセンター英語対応の求人を見ていても、ほとんどが日本語対応と英語対応どちらも行うものが多いようです。

日本語対応と英語対応の割合はコールセンターによって異なると思うので、いざ入ってみたら英語対応は1週間に数える程度、ということもあり得ますので、英語を使って仕事をすることが動機の場合は、事前によく確かめた方が良いと思います。

英語対応ができるオペレーターは、英語回線がつながるようになっているので、お客様がダイアル操作で「英語対応」を希望された場合は私たちのところに電話がつながるようになっています。

こちらには着信があった時点で「英語対応」と表示されるので、それを確認して、英語で電話を取ります。

コールセンターの英語対応に必要な英語力はどのくらい?

私が働いているコールセンターでは、私の他に4人英語対応担当の方がいるのですが、私以外の方はみんな1年以上の海外滞在経験がある方です。

ただ、問い合わせの内容はそこまで難しいものではないので、求人条件には「日常会話レベルでOK」と書かれていました。

また、問い合わせの内容はある程度限られてくるので、自分で何パターンかの台本を用意しておけば、クリアできるかなと思いました。

TOEICでいうと800点~、英検だと準1級くらいのレベルかなと思います。

ただ、やはり電話対応ということで即座の対応が求められるので、できるだけ、つまったり止まったりせずに、伝わる内容を話せるだけの英語力は必要だと感じました。

あとは鬼門なのは、電話を通してのリスニングです。電話をかけてくるのは、ネイティブの人だったり、非ネイティブの人だったり様々です。

ネイティブの人の英語は流暢すぎて聞こえなかったり、非ネイティヴの人の英語は文法やなまりが独特でわかりづらかったりします。

日本語でも普通に話すとの比べて、表情が見えない分電話で話すとき、聞き取りづらいことがあると思いますが、英語になると余計にです。

掛ける方は、英語対応ということでペラペラの奴が出てくるんだろうと思っているので容赦なく話してきます。

私も正直全部聞き取れない事が多いのですが、推測して「こういう問い合わせですか?」と繰り返し確認することで、何とか乗り切っています。

コールセンターの英語対応の仕事はどうやって探す?

コールセンターの英語対応の仕事は、結構求人情報でみかけます。

「コールセンター 英語」などで検索すれば、常に何件かヒットします。

また、大手のコールセンター運営企業のHPをチェックすると、採用情報の所に掲載されていたりします。

ただし、最初もお伝えしましたが、英語対応で、と求人情報に記載されていても、実際はほとんど日本語対応で、英語の電話を取るのは1週間に数えるほど、という場合がありますので、

必ず応募する際には英語対応の頻度を確認した方が良いと思います。

私は派遣で採用だったこともあり、採用に至るまでに、特に英語力のチェックなどはありませんでしたが、コールセンターによっては、面接で英語力のチェックをされるところもあるようですので、心の準備をしておきましょう。

ただ、英語力のチェックをしっかりと事前にしてくれるところは、入ってからの研修もしっかりしているところが多いと思います。

英語力のチェックをしないところだと、管理者に英語対応についてわかる人がおらず、仕事に就いたあとも、英語対応に関しては何の研修もなしということがありえます。

英語力のチェックをされるのも嫌ですが、留学歴や英語の資格だけを見られて日本語とおなじくらい喋れるんだとうと思われるのも困りますよね・・・。

コールセンターの英語対応の仕事は結構たのしい

コールセンターの仕事自体未経験で、英語の勉強になればと思って始めた仕事ですが、

最初は緊張したり、上手く話せなかったりでしんどかったのですが、しばらくして慣れてくると、結構楽しくなってきます。

上手く英語で伝えられなかったりすると、何て言えばよかったのかな?と調べることで勉強になりますし、それをすぐに次の問い合わせに活かすことができます。

英語を使った仕事は色々ありますが、「英語を話す」という所に特化するのであれば、コールセンターの英語対応はぴったりの仕事だと思います。

コールセンターの英語対応の仕事が気になるけど躊躇している人がいたら、ぜひトライしてみることをおすすめします。

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