留学なしでも英語は話せる!

急な通訳依頼にも慌てない!これだけは覚えておきたい会議で使える英語表現集

「明日の会議で、簡単な通訳をしてくれない?」

英語が得意な人であれば、こんな風に急に会議などの場での通訳を頼まれることがあるのではないでしょうか。

本格的な通訳は高度な訓練が必要になりますが、

社内会議の通訳程度であれば、ある程度の英語力があればなんとかこなせると思うので、経験してみることをおすすめします。

私も通訳の経験など全くないのに、英語が少しできるからという理由で会議の通訳を頼まれたことがありました。

結果は正直散々なものでしたが、通訳というものがどういうものかわかって、非常に良い経験になりました。

この記事では、急に会議の通訳を頼まれた時にこれだけは覚えておきたい、

会議を円滑に進めるための英語の表現と通訳のテクニックを紹介したいと思います。

 

急な通訳の仕事にも慌てない!ビジネス英語表現集

会議のはじまり

会議の始まりの場面では、今日の議題や会議の進め方についてイントロダクションがあることが多いので、まずそれらについての表現を覚えておきましょう。

 

●議題を提示する

The purpose of today’s meeting is to discuss A.

本日の会議の目的は、Aについて議論することです。

 

We’re here today to discuss A.

本日はAについて議論するためにみなさんにお集まりいただいています。

 

●議論の進め方を明示する

Let’s start with the first item.

最初の項目から始めましょう。

 

Let’s look at the first item on the agenda.

アジェンダの最初の項目をご覧ください。

 

会議の進行中

会議の進行中には、様々な発言が飛び交います。

通訳として、コミュニケーションを円滑にするために、以下の表現を使って会議のスムーズな進行をサポートしてください。

 

具体的に意見を求める

What is your opinion about B?

Bについて、あなたの意見はどうですか?

 

Would you like to add anything about B?

Bについて補足したいことはありますか?

 

●重要なポイントを補足する

Let me expand on it.

詳細を説明させてください。

 

Let me explain the context.

背景を説明させてください。

 

●会議を進行する

Let’s move on to the next item.

次の項目に移りましょう。

 

I think that covers the item C. The next item is ~

Cの項目については十分に議論されたかと思います。次の項目ですが~

 

議論を打ち切る

Why don’t we talk about it offline. Let’s focus on A.

それについてはあらためて話しませんか。今回はAに焦点を絞りましょう。

 

Why don’t we leave that for another meeting?

それについては次の会議に持ち越してはいかがでしょうか。

 

会議の締めくくり

会議の終盤では、会議の結論のまとめや今後の予定について話します。

結論をまとめる表現や、次の会議の予定を決めるための表現を覚えておきましょう。

 

●議論をまとめる

In summary, we’re going to ~

では、結論ですが、今後私達は~

 

This is what we’ve agreed on: (同意した内容)

では、私達が同意に至った内容としては~

 

●次の会議を決める

Before we leave, I’d like to fix the next meeting. What about next Wednesday?

退出する前に、次の会議の予定を決めたいと思います。次の水曜日はいかがでしょうか。

 

Can we fix the next meeting, please?

次の会議をいつにするか決めませんか。

 

会議の通訳で使えるちょっとした言い回し

次に、会議の最中によく使われるであろう言い回しをスマートに通訳するために覚えておきたい表現を紹介します。

どれも簡単な表現ですが、使いこなせれば「え~っと」とつまってしまう場面も少なくなるはずです。

on an as-needed basis / 「必要に応じて」

「必要に応じて」と言いたいときに分の最後に付けて使える便利な表現です。

その他にも”as needed”や”as necessary”などの表現も使えます。

(例)”We will select another agancy on an as-needed basis.” (必要に応じて別のエージェントを選定します。)

 

with regard to / 「~に関し

「~に関して」というと、”regarding~”という表現を使いたくなりますが、ネイティブはあまりこの表現を使用しません。

代わりに”with regard to”という表現を良く使います。

そのほかにも「~に関して」と言いたいときに”as for”や”in terms of”などの表現もありますので、使いこなせるようにしておくと便利です。

 

moving forward / 「これから~」「近い将来に~」

“in the near future”などももちろん使えますが、やや硬い印象があるため、この表現がおすすめです。

また、(案件などを)進めている、という意味でもこの表現を使うことができます。

(例)”We are moving forward with that matter” (その件について、現在進めています。)

 

I’ll walk you through /「一通り説明していきます」

プレゼンなどで使われる定番の表現です。

全体的な概要を説明したあと、「それではこの項目について(段階を追って)説明していきます。」

といいたいときに”I’ll walk you through about this.” と言えばOKです。 

 

speak a bit about / 「~について少し話す」

会議の最中に、本題とは少しそれる話や、補足的なことを話す際に

“Let me speak a bit about this” (これについて少し話させていただきます。)

と言えばOKです。

 

get clarity on /「~についてはっきりさせる」

方向性や、目的など、何かを明確にしたいときにこの表現が使えます。

その他にも”get clear about”や”clarify”などの表現もあります。

(例)”Let’s get clarity on our business strategy” (我々の事業戦略をはっきりさせましょう)

 

いざという時に活躍できる人材を目指そう

いかがだったでしょうか。

通訳の際は、ビジネスの用語を覚えておくことももちろんですが、

定型の会話表現を覚えておくことで、スムーズに発言を始めることができます。

大切なことは、相手の発言の意図を正確にくみ取って、わかりやすい言葉で表現することです。

英語での通訳は最初はとても緊張するかもしれませんが、これらの表現を覚えて

「お、こいつできるな」と思ってもらえたらどんどんチャンスも増えていきます。

英語力を活かして、いざという時に活躍できる人材を目指しましょう。

関連記事

最近は、国内の展示会でも海外からのお客様の参加がすごく増えていますよね。 コロナ禍の中であっても、スカイプなどWebツールを通して海外から参加されているようです。 私も以前勤めていた会社で展示会に出展者として参加する機会がありま[…]

関連記事

海外の友人や、オンライン英会話で話すときに、「とても~」「すごく~」と言いたいときに ”very"を使いすぎていませんか? 確かに、"very"は、形容詞の前に付けることで何でも協調できるのでとても便利な単語です。 […]