TOEICやテストでは高得点を取れるのに、いざ英会話となるとうまく話せない・・・。
これは留学などで海外生活を経験せず、国内で英語をずっと勉強している人に多い悩みではないでしょうか。
ビジネスなどの場面での難しい単語はけっこう覚えているのに、
本当にちょっとした、何でもないようなフレーズがさっと出てこない。
自分はまあまあ英語が出来ると思っていたのに、こういう場面が続くと本当に悔しいですよね。
残念ながら、これはずっと日本で英語を勉強している人の宿命かもしれません。
英語圏で生活していれば、朝起きてから夜寝るまでずっと英語の環境にいるため
本当にちょっとしたフレーズであっても全て英語で伝えなければならず、自然にいわゆる日常会話が身に付きます。
ですが日本にいる場合は、仕事で使うにしろ、スクールなどで勉強するにしろ
生活と英語を使う場面が完全に分かれてしまっているため、
身に付けられる英語表現が限定的になってしまうのです。
これを聞いて、
「やっぱり結局留学しないと、英語の日常会話は身につかないのか・・・」
と思ってしまうかもしれませんが、諦めないでください。大丈夫です!
留学なしでも、英語の日常会話は習得することができます。
ましてや、今まで日本にいながら既にある程度の英語力を付けることができた人なら、
効率的な方法を選びさえすれば余裕です。
日常会話の習得はアプリがおすすめ
なぜ日常会話の練習にアプリがおすすめかというと、
・海外に居ることを想定した仮想現実を用意してくれる
・覚えるまで、何度も練習できる(させられる)
からです。
日常会話ならオンライン英会話でも勉強できるでしょ、と思うかもしれませんが
私は個人的にオンライン英会話はインプットではなくアウトプットの場だと思っていて
習得した日常会話をオンライン英会話で練習するのはOKなのですが
オンライン英会話だと、教材を使わない限り習得する内容が偶然に左右されるので
インプットには向いていないなと感じます。
私は色々試してみて、アプリでのインプット+オンライン英会話でのアウトプットが
一番効率的だなと感じました。
アルクのトーキングマラソンがおすすめ
色々アプリを試してみて、今はアルクのトーキングマラソンを続けています。
2週間お試し期間があったので、最初はタダで2週間使って解約しようと思っていたのですが、
予想以上に効果があったので、結局入会して続けています。
トーキングマラソンを個人的におすすめするポイントは以下の通りです。
①とにかくテンポがいい。サクサク進められる。
②同じフレーズを違うパターンで繰り返し練習させてくれるので、一つ一つのフレーズが確実に定着する。
③音声認識能力がすばらしい
それぞれのポイントについて、順番に解説していきたいと思います。
①とにかくテンポがいい。サクサク進められる。
トーキングマラソンのトレーニングはそれぞれ異なる場面を想定したスキットが340課あり、
1つのスキットのレッスンが約10分ほどで終わります。1日6スキットずつ受けるのが目安です。
10分のレッスンの内容は非常にシンプルな3ステップです。
ステップ1.まず、何もみずに言えるか言ってみる。
ステップ2.フレーズをそれぞれ復習&応用表現を学ぶ
ステップ3.最初の①と同じ問題をやって、できるようになっていることを実感する。
それぞれのステップについて、簡単に解説します。
ステップ1.まず、何もみずに言えるか言ってみる。
ある特定の場面を想定して、アプリ上の友人が話しかけてきます。
その回答として、日本語が出てくるので、それを6秒以内に英語にして喋ります。
喋った内容が正解であれば、OK! 違う場合は、正しい表現を教えてくれます。
ステップ2.フレーズをそれぞれ復習&応用表現を学ぶ
次に、それぞれのフレーズについて練習します。
そのレッスンのポイントとなる表現については、言い換えも練習します。
それぞれが完璧に言えるようになったら、このステップは完了です。
ちなみに、音声認識機能はついているのですが、
こんな風に、ちゃんと言えたか、言えなかったかが選べるようになっています。
アルクの音声認識の精度はかなり正確なのですが、それでもたまに認識してもらえなかったりするので
そういう時はこの「言えた」ボタンで自己申告することで、正解扱いにしてくれます。
わかってるのに、音声を認識してくれなくて何度も同じフレーズを繰り返す、みたいなストレスがないのですごく良いです。
ステップ3:最初のステップ1と同じ問題をやって、できるようになっていることを実感する。
フレーズを完璧にしたら、また①と同じ問題に挑戦します。
②のステップで完璧に言えるようになっているので、会話がスムーズに進みます。
「さっきまで言えなかったことが、言えるようになっている!」というシンプルな達成感を味わうことができます。
②同じフレーズを違うパターンで繰り返し練習させてくれるので、一つ一つのフレーズが確実に定着する。
たとえばこのレッスンであれば”I’m sure you pass” (大丈夫、合格するよ)という表現がキーフレーズなので
”I’m sure he’ll help”(きっと彼は手伝ってくれるでしょう)”I’m sure you like it”(きっとあなたのお気に召すでしょう)など、
違うパターンでの問題を出してくれます。
応用問題を解くことで、確実にそのフレーズを自分のものにできます。
また、同じフレーズをちゃんと完璧に言えるようになるまで繰り返してくれるので
1回聞いて終わり、すぐ忘れる。みたいな残念なことは起こりません。
トーキングマラソンを始めてから、いつものオンライン英会話でフリートークをしていたところ
トーキングマラソンで覚えたフレーズが自然に出てくるようになっているのに驚きました。
レッスンを進めていけばいくほど、表現のストックが貯まってくるので
オンライン英会話で自分の成長を確認できるのが楽しみでした。
③音声認識能力がすばらしい
最近はオンライン英会話やアプリでも、音声認識機能がついていて、
自分の話したことを聞き取ってくれるようになっています。
ただし、その精度についてはまだまだ難があるなという印象で(自分の発音の問題かもしれませんが)
あまり使えない機能だな~といままでは思っていました。
ですが、アルクのトーキングマラソンの音声認識はかなりすごいと思います。
たとえば、She like と三単現の「s」を抜かして言ってしまうと、ちゃんとそれも聞き取ってくれて
注意してくれます。
また、音声認識機能つきのアプリにありがちな、録音してから解析するまでの間の
タイムラグがほとんどないので、ストレスなく先に進めることができます。
アルク トーキングマラソンのデメリット
会費が他に比べて高い
アルクのトーキングマラソンの利用料金は、1か月3980円(税別)で、
他の英会話アプリに比べて少し高めに設定されています。
ですが、このアプリはトーキング「マラソン」という性質上、ゴールがあります。
毎日20分続けた場合、3か月で完走できるので
私も一通りのスキットをクリアして完走したら、解約しようと考えています。
毎月ずっとこの金額を払い続けるのはちょっと抵抗がありますが、
全部クリアするまでの3か月間だけ、と考えれば許容できる範囲かなと思います。
どのレベルであっても、同じコース
トーキングマラソンは、レベルチェックなどは特になく、
全ての人が同じスタート地点から進めていく構成になっています。
最初はコレってどうなの?と思ったのですが、
最初から言えないフレーズが結構多くて、十分やりがいがあるなと感じました。
私のように、英語中級者~上級者でも海外経験がなく、
日常会話がぱっと出てこない人には特におすすめできます。
他のアプリは色々なコースを自分で選べるものもあり、それはそれで良いのですが
私の場合は、色々なコンテンツを用意されると目移りしてしまって
自分が何をしたいのか、何を勉強しているのか方向性がわからなくなってしまいがちなので
このトーキングマラソンのように、毎日アプリを開いて流されるままにタスクをこなしていくだけで
色々な表現が気が付いたら身についている、というスタイルが合っていました。
1日にクリアできるコースが限られている。
トーキングマラソンでは、1日にクリアできるスキットが限られています。
毎日5時と17時に2つずつ新しいスキットが追加され、それにプラスで過去にやったスキットを1つ復習するという形で
全部で3×2=6つのスキットを毎日こなすプログラムになっています。
最初はどんどん先に進みたかったので、このシステムを嫌だな~と思ったのですが
逆に1日のレッスン制限があることで、飽きずに続けられるということに気が付きました。
好きなだけできてしまうと、気が向いたときに思いっきりやりすぎてしまい、
次の日になると飽きて急にやる気がなくなる、ということになりがちです。
毎日3スキットしかできないようになっていることで、逆に続けられるのです。
上手く出来ているな~と思いました。
こんなひとには特におすすめ
・海外経験のない、中~上級者
・オンライン英会話で、簡単な返事が返せない場面が良くある人
・自然な言い回しを習得して、ネイティブに近いこなれた英語を話したい人
私は今までずっと勉強をしてきて、TOEICなどでもある程度の高得点を取れるようになり
「私はまあまあ英語ができる」と思っていたので、
トーキングマラソンを始めて、ぱっと出てこないフレーズが
たくさんあるのがとてもショックでした。
ですが、ポジティブにとらえれば、そこが自分の英語力に足りない部分だと気が付くことができて
その足りない部分を、このアプリを全クリアすれば克服できるとわかったので、とてもやりがいがありました。
トーキングマラソンは英語をうまく話せないと感じている人に最適なツールです。
私も、全部クリアした後の自分の英語力の変化を楽しみに、
これからもトーキングマラソンを走り続けたいと思います。